2014年6月18日水曜日

フィンランドの生活  オリエンティーリング

      オリエンティーリングがスポーツなのかどうか、初めて体験した今もちょっと解りませんが。地図とコンパスを使い、森林に隠されたポイント(コントロールという)というオレンジ色の標識を、次々と見つけて、フィニッシュまでの所要時間を競うゲームです。先週末、ミッドナイトにはインターナショナル大会があり、ヨーロッパの国々、スウェーデン(19世紀にこのスポーツが発祥した国)を始め、北欧の国を中心に1000以上のチームが競ったそうです。1チームが7人ですから、参加者7,000人以上ということです。フィンランドでもとてもポピュラーなようで、タンペレ大学からもいくつかのチームが挑戦。ヘッドランプをつけて、森林を駆け巡るようです。といっても、この時期夜11時過ぎでも、薄暗くよく見えますし、朝4時になれば日の出が近く、もう薄明るくなりますし。
 タンペレ近郊では毎週どこかの森林でオリエンティーリングがあり、地図を買って、人々が楽しんでいるのです。大学の仲間に誘われて、なんの予備知識のないままに、参加してみました。あいにく、朝から雨だったので、少し気がひるんではいたのですが、毎週挑戦しているという同僚の意気込みにおされて、長靴とレインジャケットを借りて、同乗。
 
   コースは3km、5km、7kmと自分のコンディションに合わせて選択できます。その距離の地図にゲットしなければならないポイントがマークされています。3kmでは9ポイント、5kmでは15ポイントという具合に。そのポイントを発見すると、常連者は電動のポイントマーカーをつないで、チェック、我々は、ただ眼で見てオーケーということで。ポイントを探すということですが、想像以上に困難。地図の読み方もいまいちだし。やっぱ違うと戻ったり、人の後を追いかけたり。

  道なき道、森林は白樺や松の樹々に深くおおわれ、春になってのびだした、シダやゼンマイぼうぼう。おまけに雨降りなので、気を許すと岩膚で滑ったり、転んだり。小さな沼地や池があちらこちらに点在していて、ほんとワイルド。赤ん坊を背負ったカップルもいるし、仲良し若い女の子グループ、勝負をかけてるおじさんグループ。夫婦で楽しむ中高年カップル。あらゆる人々に出会います。それに、途中の森の中で、ブルーベリー、野いちごなどが生い茂っているのを発見。夏の終わりが楽しみです。フィンランドではベリー摘みは国民の特権、どこでもオーケーだそうですから。





  約1時間をかけて、一応フィニッシュ、まあ、初めてだから時間はかかりましたが。

0 件のコメント:

コメントを投稿