2014年6月16日月曜日

フィンランド高齢者ケア サプライズバースディー

テルトは今週末の夏至祭の日に85才になります。娘が中心になって、コウクニエミ高齢者コミュニティーの多目的ルームを借り、サプライズパーティーをすることになりました。
2人のひ孫、孫、子供たちが賛同。散歩にいこうと連れ出したテルトが入室するとハッピーバースディー、ムンミ(グランマのフィン語)!
んまあー!と、たちまちテルトは涙でくしゃくしゃに。すぐにかけよるやんちゃなひ孫にうれしい悲鳴。4代に渡る家族が久しぶりに集まって午後の楽しい人と気になりました。娘が大きなバースディーケーキも準備しました。季節のイチゴがたくさん乗っています。
 フィンランドでは、ケーキにローソクがなく、ブロウアウトもしないそうです。まず、シャンパンで乾杯。そして、集まったみんなで、合唱。懐かしい歌を歌ってあげます。持ち寄ったスナック、チーズ、サーモンパイにジュースとコーヒー。この日のストロベリーケーキは、娘の手作りのラッカ(Rhaka)が層になった、あんまり甘過ぎない健康的なもの。ラッカ、英語ではカード(Curd)ともいい、牛乳を酸で凝固させたタンパク質含量の高い、フレッシュチーズやカッテージチーズのようなもの。ブルーベリー、イチゴなどのベリーなどとミックスして、フィンランドではよく食べられます。朝ご飯がわりとか、スナックにも。


  
    テルトは認知症がそれほど進行しておらず、自分でシャワーを浴びることもできます。家族のことも、話してくれます。時間の概念が少し、混乱していてはいますが。50年前に、友人たちと1ヶ月間イタリアなど南ヨーロッパを旅行したときのアルバムで、これはハズバンド、職場の友達などと、説明します。どこが一番好きだったかと尋ねると、モナコといっていました。ダンスが好きで、週末にはよくいったわと。湖の向こう岸にサマーカッテージがあってねと、何度も繰り返します。遠い昔の生活がやっぱり深く心に刻まれているのでしょう。

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