2014年9月7日日曜日

キノコの季節です

       友人はもう既にサマーカッテージにいってから1ヶ月以上というのに、いまだにタンペレに帰ってきません。すでに数年前にリタイアしていますし、今は高齢者ホームにいる96才になる母親を、タンペレにいる時には毎日のように見舞うのを主な日常とし、また多くの時間を友人達とおしゃべりしたり、旅行したり、コンサートにいったりして過ごしています。
サマーカッテージでの生活を時々写真付きでレポートして寄越しますが、昨日はなんとみごとなキノコ狩りとその収穫をどんなにエンジョイしているかでした。
見事な、そしてなんとたくさんの量のきのこでしょうか!


   たしかに8月の後半は寒いくらいに毎日が雨でした。それ以前の50年ぶりという暑い夏がうそのようで、毎日傘なしでは動けない日々でしたが.ここにきてしばらく青空が戻ってきているので、適当な水分と気温がキノコの生育を促進しているのでしょうか。そういわれるとたしかに毎日の散歩でも道ばたや森林にキノコがニョキニョキしています。残念ながら、どれが食べられるのか定かでなく、いまだに、確実なものしか摘み取ることの出来ない私なのですが.中年以降のフィンランド人は森林から与えられる恵みに関する知識が豊富で、ブルーベリー、イチゴなどのベリーやキノコ、どれが食べられるか、良い味かをよく知っているようです。一番人気なのは黄色のケルタバフベロ、これは市場でも売られていて、とても高いのですが。



     それに、ヘルクタッチという、ちょっと椎茸にも似た太めのキノコ。


   現実には森の中で見つけるのはなかなか至難の業というもの。さまよえども、運に恵まれません。やはり、都会を離れて森林地区に行かないとだめなのでしょうか。

    この季節、冬に備えて、森林での収穫に多くの時間を費やしている高齢者、または中高年者が多いようです。こういうとき、フィンランドの社会福祉政策の恩恵をうらやましく思います。基本的に退職後の生活は、医療費も含めて、保障されているのですから。一般に人々はのんびりしたものです。他の友人はフィンランド語の教師を退職した後、67才にしてオートバイに目覚めたとかで、新しく出来たボーフレンドともに、それこそ北の森林地区にキノコ狩りに精を出しています。

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