タンペレ市の老舗デパートメントのブックスペース、本屋としては街一番という定評。そのメインコーナーの新刊、話題書コーナーにどうどうと並べられた、村上春樹の新刊、彼の作品の中で、初めてフィンランド語に翻訳された彼の小説。“色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年”並んでいますねー見事に。
売り上げはどうなんでしょう?店員に聞くと、Hyvin! いいわよといってましたが。コンピューター時代にあるのはフィンランドも同じですが、それでも読書は盛んです。メインライブラリーをはじめとして、地区ごとにあるライブラリーは結構充実しています。英語の図書は思ったより少ないのですが、アメリカでなじみの小説などはフィンランド語にすぐに翻訳されているようです。フィンランド人、スウェーデン人の有名作家も結構いるようです。それでも540万人の国民では発行部数は、アメリカの比ではないのでしょうね、多くの作家はそれだけでは生活できないと友人はいいます。
子供図書は発行数が多いのかもしれません。幼児期、学生時代の読書量はずいぶん多いです。ある60年代とおぼしき友人は、若い頃、川端康成を読んで感動したといってました。ムーミンの国ですしね。
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