2013年11月22日金曜日

ポーラーナイト kaamos

   朝から雪が降り続いています。音もなく、風もなく、しんしんと降り続けます.道路が、広場がみるみるうちに雪におおわれていき、次々と足跡ができます。でも、しばらくするとまたおおわれて。いよいよ冬ですね.


    大学の健康センターでインターナショナルの学生を対象に季節性情動障害Seasonal Affective Disorder; SADのセミナーがありました。
初めての冬を迎える学生にポーラーナイト kaamos、北極圏を中心に暗黒の日々が続く中でのサバイバルを応援する目的です.タンペレはその圏内よりは南にありますが、サンタクロースの村ロヴァニエミ市では51日も暗黒の日々が続き、11時に日が昇り,3時に日が暮れるそうです.
対策としては、よく遊び(運動やサークル活動に参加,友人と集うなどの社会性を広める),よく食べ(フルーツ、チョコレート、ナッツ、コーヒー(もちろん!)、繊維の多い野菜、でも炭水化物は控える)、キャンドル(アロマも含めて、ほんとにみんな好きです。窓辺やテーブルになにげなく、どこにでもおいてあります)、よく寝る(まあ,体が外の暗闇に対応するというか、くまさんと同じか)。
そして、サウナ!
湖に飛び込み,体を温め、冷すのは新陳代謝を向上させますし,心臓を始め内臓機能の活動も増強させるそうです.
大学では,毎朝、この健康センターで8時から10時までライトセッションもしています.1500ルックス以上のライトの照射の中で、目をできるだけ開いたままにしておくことにより、体内のセロトニンを増やし,メラトニンを減少させるのだそうです.そして、一日を始めましょう!とカウンセラーは締めくくりました.彼女のカラフルなセーター見ているだけで,心が温かくなった私でしたが.

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