2013年10月13日日曜日

公衆サウナ


   いよいよ出かけてみました、公衆サウナ。湖のすぐ近くの町でも最も古いと言われているサウナ.金曜日の夜、仕事帰りの人々が集まります.一人,8€。もちろん男と女は別々です.料金を払って、いざ。ドアをあけると、もう着替えるというか、荷物を置くというか,な、なんと、ほとんどみんな、シャシャッとすっぽんぽんになるではありませんか。ちょっと私は初体験だし,まずは水着着用で。で、次のドアをくぐるともう蒸気むんむん、石畳の階段を登った岩屋のような小さな洞窟に、腰掛けが三方にというものの、8人も入れば、いっぱいという感じです.蒸気いっぱいで薄暗いし。なんかプチプチプワンとした2人の老婦人が、ヤー、ヨーとフィンランド語で話しかけてきます.裸で.向こうには30−40代の二人連れ、私達は4人連れなので、もう満員感ですが。むーっと蒸気が体を包んだ瞬間から、体は敏感に反応して、汗がドワーッと吹き出してきます.
やっぱ、アパートの小さなサウナはこれにおよびません。
ヨー、と老婦人、白樺の枝を束ねたもので、水を体にバッシとたたくようにします。肩も、胸も、お腹も、腕も、太ももも、足も、背中にも。そこで、私がやりましょうと、白樺の枝の束を受け取り、背中をバシバシしてあげたら、もっと強く、もっと速くと、命令します.結構疲れるなーと2人でひとまず、腰掛けに戻ると、私はね、ここに母親のお腹にいたときから、5ヶ月の胎児のときから通っているんだよと話してきます.週に3日来たり、2週間来ないときもあるけどねと。向かいの腰掛けに新しく入ってきたご夫人2連れは、私たちは15年ぶりよと.でも、もう熱くて,暑くてたまりません。話を続けられなく、私は外にとびだしました.階下には大きな水瓶に、ひしゃくとバケツが浮いていて,熱くなった人たちが頭からざーっとかぶっています.それでも、体全体が、熱いー。バスタオルを体に巻いて,中庭にでると、ここは男女入り乱れ、みんなベンチでふーっと 言葉も無く体を冷してます。なんといっても外の気温すでに5C。そして、やや冷めると、また挑戦。
裸同士の女の会話が始まります.
これを繰り返して,2時間近く.体の芯から温かくなり、心がリラックスしているのが感じられます.これが、フィンランド人の穏やかさをつくるのかしら。
一緒の同僚達と、今度はいつ来ようかと、話して分かれました。

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