2014年10月22日水曜日

フィンランド探訪 ヘルシンキ

ヘルシンキの1日
  1年もフィンランドに住んでいながら、これが初めてのヘルシンキ訪問なんて信じがたい話ではある。だが、観光を目的として来たのではないという気負いがあったし、それにすぐにコウクニエミ高齢者居住地区でのボランティア活動を始め、大学院の講義もヘルスサイエンスでとり始めてしまい、あっという間に夏を迎えてしまったというのが、実状なのだ。
  フィンランドの首都ヘルシンキ市周辺、ヴァンタ地域を含めると100万人都市。ここフィンランドでも南部の首都地域への人口の集中化進んでいる。職業のための人口集中が主な要因のようだ。反対に北部を中心に過疎化が進行しているため、地方自治体が社会、保健政策を実施する形態のこの国では、地域格差が非常に明確に存在し、議論の主点になることが多い。
                                           ヘルシンキは、フィンランド第2の都市である、私の住むタンペレと比較にならないほど大都市のイメージが強いのが、印象だった。街の建物、街路が昔に訪れたことのあるロシアやウクライナのそれに似た風情のタンペレと全く違う。もっと、歴史とモダン性を感じる。スウェーデンやエストニアへの大きな客船や貨物船がたくさん浮かぶ大きな港に面していることもあるのだろうが。街の中心は、車を始め、路面電車、バスが忙しく行き交い、地下鉄も発達している。

   まず、観光の名所の港のマーケットは残念ながら、季節とあいにくの小雨でしょんぼりとしたもので、ぜったい今度の夏にはこなければと、心に念を押したものである。市内の中央には老舗のデパートメント、ストックマン、残念ながらアメリカ企業に買収されてしまったが、名高いホテルKAMP(一階Yumeという和食レストランがあったが?!)、マリメッコMarimekko本店、フィンランドの代表的なチョコレート会社Fazer (Geishaというチョコレートが主力の一つ?!)の大きな出店、ムーミン店など火曜日だというのに、多くの人々でにぎわい、騒々しかった。






      トナカイのミートボール???  今度絶対にトライしてみなければ!



        これがなんなのか、周りの人にきいても誰も知らない!



  観光客らしき人々も多い。フィンランドの国自体がここ近年、観光に力を入れていると聞くが。住むところとしてのヘルシンキは、ロスアンジェルスからきた私にはそれほど魅力的には見えないが、ちょうど、センチュリーシティーで時々、お茶したり、ウインドウショッピングしたり、都会の雰囲気を味わい、気分転換したように、タンペレから2時間の距離をたまに往復しようとわくわくしている私である。


0 件のコメント:

コメントを投稿