2014年7月7日月曜日

フィンランドに夏がきた

   5月になる頃、急に暑くなったフィンランドでしたので、いよいよ春が来た、そして夏に直行!と思ったのでした。
実際暑くて、近くの湖は泳ぐ人々でにぎわい、私も恐る恐る、でもバシャーンと初体験しました。ところが、その後、一斉に水仙、スズラン、スミレ、フキタンポポ(Coltsfoot)、ユキワリソウ(Hepatica nobilisが咲きまくるのに、また急激に寒さが訪れ、雪まで降るぐらい。その後もしとしととした雨の日が続いて、フィンランド最大祭日であるはずの、夏至祭Juhannusの湖岸のたき火Kokkoさえ、今一のような感じがしたものです、寒くて。事実、毎年たき火のまわりで酔って踊って、ボートで湖に漕ぎ出したりする人々が溺死する数が、今年は何人!と次の日の大きなニュースになるのですが、今年はすごく少なくて。天候のせいですねーとニュースキャスターはちょっと残念気にも聞こえる調子でアナウンスしている始末。


  私も、その寒暖の変動についていけず体調いまいちでしたが、今日あたりからいよいよ暑さと晴天が戻るかも、といわれて少し元気がでているような。夏の短いフィンランドでは、日が差すと一斉に緑の芝生で日光浴という風情ですが、今日はいたるところで、ただもうのんびりと日光を浴びているという人々がゴロゴロしてました。北風と太陽の話を思い出しながら、それを眺めていました。いいじゃないの、こういう静かな温かい時間があっても。

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