2013年12月9日月曜日

カルチャーナイト

フィンランド人は世界観が広いのかなと思うのです。
タンペレ大学ヘルスサイエンスでは、外国人を対象にしたエピデミオロジー疫学コース(博士号)を設け、毎年ではありませんが主として後進国の医者や研究者を受け入れ、博士号習得プログラムを提供しています. 基本的に1年間の非常に濃縮された講義をフィンランドで受講、その後彼らは自国に帰り、そこで自国に合わせた疫学研究を数年続け、4本以上の論文をフィンランドの指導教官と連絡を取りながら執筆します。その後博士号論文を書き、製本後フィンランドでデフェンスをして、博士号を得るというシステムです。インターネットの国ならではの発想ではないでしょうか。
始めはアメリカCDCで長年研究していた医学部教授がフィンランド政府と国連保健機構WHOなどの協力を得て20年ばかり前にスタートしました。今では20人に近い博士を生みだし、それぞれの方々は自国の保健衛生行政または研究指導者になっているということです。
講義は全て英語で行います。私は幸運にもその講義を受講してもいいことになり、本来のジェロントロジーに上乗せで忙しく、タフではありますが、この機会に感謝して多忙しております。
また、大学ではカルチャーカンバセーションというクラスで、日本、フランス、イタリアとか国を対象にその国に興味のある学生をグループにして、5回以上のミーティング(基本的に会って話をしてもいいし、一緒に遊んでもいいし)の報告レポート(ダイアリーと言ってますが)を提出すると単位を出すという講義もしています。今回は日本のグループに参加しております。
本日は食事をしながら、日本について話しました。フィンランド人のヒルダは1年間の交換留学で日本をすでに経験しています。フランス人のクレメンテはパリの大学で日本語をマイナーメジャーとして勉強しているそうです。
コミックのこととかお茶(茶道)、文化探求の心意気は熱く高く、ほんとカンシーン!アメリカ人は自国が一番とばかりにそれほど国際感のあるとは感じられませんでしたが、ヨーロッパは違うのかしら?

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