2013年8月15日木曜日

親の面倒


友人の夫は61才、今は約5年ばかりの母親の介護が終わって、少し休憩中。最後の1年はテキサス州で母親と同居して、働きながら母を看取りました.職業を持つ妻はカリフォルニアに残り、仕事を続けていました。
アメリカでの親の介護には、文化の多様性が見られます.友人たちはベトナム人ですので、親の看取り,介護は出来るだけ自分たちでという考えが強いようです.一方、私はロスアンジェルス市のDept. of Agingでボランティアをしていますが、私の担当するエリアは90%が、ミドルクラスのいわゆる白人。毎日のようにアダルトセンターに通い、クラスに参加したり,ビンゴを楽しんだり.健康クラスで勉強したりしています.Assisted independent facilityのような居住型施設も増えていますが,それでもアメリカのシニアは長年住み慣れた我が家で最後まで過ごしたがっているようです.でも、子供たちと一緒に住んで老後の面倒を見てもらうという観念はほとんどありませんので,結局パートナーに往かれて一人暮らしのシニアも多くなります.子供たちも決して放っておくというのではないようで、経済的に面倒を見ている、だけども一緒には暮らしていないというのが,ミドルクラスには多いように見られます.市では毎週この人たちに電話をかけるというサービスも行っています.私も参加していますが,時には電話口でシニアの方の話が止まりません.さらにトランスポーティションセクションで、もう運転の出来ないシニアにするタクシーサービスのスケジュールをも手伝っています.多くの場合、病院やリハビリに通うのに利用されていますが.
もし、認知症や身体的な介護の必要になった時には、人を雇います.介護人の多くはフィリピン人,メキシコ人です.ユダヤ人の友人の場合、母親は施設に入るのを拒んでいるため,認知症も進んでいるので,朝と夜と違う人を,24時間 雇っているようです.
日本でも一人暮らし、老夫婦だけの所帯数が増加しているようですが,フィンランドではどのようになっているのでしょうか?
           
ボランティアしているコミュニティーでのダンスパーティー

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